2月 20, 2025
WOMEN'S 2025 SPRING & SUMMER VISUAL
ウィメンズ2025年春夏コレクションのヴィジュアルを公開。
FEATURE
2月 19, 2025
プラスチックの資源循環を考える産官学による協働事業「ヨコハマリプラスチック」のフォーラムが2024年11月に横浜市内で開催されました。このフォーラムでは、企業や行政関係者らが一同に介し、リサイクルの先進事例を報告。関東学院大の学生を含めて活発な意見交換も行われ、SDGsの課題解決に積極的に取り組むアパレル業の挑戦企業のうちの一つとして報告されました。
*産官学・・・産業界(民間企業)、学校(教育・研究機関)、官公庁(国・地方公共団体)の三者のこと。本取り組みの場合、産(横浜メディアビジネス総合研究所)、官(横浜市資源循環局)、学(関東学院大学)
関東学院大学 湯浅教授とそのゼミに所属する学生の皆様が、エストネーションで取り組んでいる「KAISHU solutions」のうちハンガーの一部やアパレルビニールのマテリアルリサイクルについて、ゼミ内で調査・研究を行ったのち、実際にエストネーションにインタビューを行い、同スキームを構築するに至ったアパレル業界の抱える課題や導入から運用までの苦労なども含め、報告書にまとめ、2024年11月に開催された「ヨコハマリプラスチック」フォーラムで発表しました。
■スケジュール
・5月〜6月頃:ゼミにて対象事業の調査・研究
・7月〜9月頃:事業者へのインタビュー、現場視察等のフィールドワーク
・10月:報告書等の作成
・11月:報告会の開催
・12月〜1月頃:最終まとめ
エストネーションの「KAISHU solutions」は2022年3月 衣類回収サービスのローンチを皮切りに本格始動した資源循環の取り組みのうちの一つで、ハンガーの一部とアパレル用ビニールは、現在、横浜市瀬谷区のプラスチック専門のリサイクル業者、ライプロンコーポレーションと力を合わせながら再資源化に取り組んでいます。
ハンガーは再生原料の粒状素材「ペレット」に、ビニールはライプロン社の再生緩衝材「エアープッション」となり、自社商品の運送時などに利用しています。不用となったものを新たな製品の原料として再利用する「マテリアルリサイクル」が実現しています。
この活動についてのフィールドワークに携わった関東学院大学の学生の皆様からは、「アパレル業とリサイクル業の両者が積極的にコミュニケーションを図っている点がとても印象的で、“地産地消”という新たなリサイクルの形に可能性を感じる」との所感をいただきました。リサイクルの「地産地消」は一つのキーワード。首都圏に位置するライプロン社と連携したからこそ、これまで実現できなかった細かなキロ単位での回収が可能になり、回収にかかる物流コストの軽減につながり、持続可能な取り組みになっています。
One Small for Smile ~私たちの小さな選択と行動が明日の笑顔につながりますように
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