世界文化遺産にも登録されているイタリアの城壁に囲まれた町、サンジミニャーノからインスピレーションを得て作られたモデルです。
鞄のデザイン、機能として両サイドにポケットを配していますが、前と後ろの高さが違います。ポケットの高い方が正面で外部からの侵入（盗難防止の役割）を防ぎ、ポケットの低い方が身頃側で、鞄を持つ人からはポケットに手が入れやすいようなデザインにしています。

”未完成”　”unfinished”をコンセプトにしたこのバッグは、過去にデザインとして用いたbasilica tote（2014年制作）とcut off tote（2017年制作） をデザインのベースに制作されています。
A4サイズの書類やノートパソコンを収納することが出来る容量でオンオフ問わずご使用いただけます。

特徴はショルダー部分のアジャストの距離がとても長く肩掛けから、斜め掛け、お客様の体型に問わずバランスの取れるデザイン。またファスナーは鞄のマチの最下部から開閉可能で、肩に鞄をかけながら側面から、中のものを取り出すことのできる機能的にも優れています。
正面のポケットにもファスナーが二つあり、左右のどちらの肩に鞄をかけても中のものが取り出しやすいところもとても便利です。一見サイズも大きく感じられますが、使い込むほど革がなじみ、見た目も3分の2ほどのサイズに見えるので、持ちやすいバッグとなっています。

名前の「parallel」は「平行」を意味し、制作する過程のパターンを型紙に起こす際に意識したキーワードです。
ショルダーストラップは調整の幅が長く、ワンショルダー、斜めかけ両方でお使い頂けます。お好みのスタイリングにあわせて調整頂けます。
フロントのパッチワーク部分には大小の前ポケットがアリ、携帯電話、キーケース、パスケースを収納でより使い勝手が良くなっています。

ファスナーはL字ファスナーを使用することでデザイン性が生まれ、開閉がフルファスナータイプよりスムーズになります。
シンプルなデザインだからこそ革の特徴を最大限に引き出すことができ長い間飽きず使用できる財布が完成します。
内側カードフォルダーは左右に12枚収納できます。一か所のカードホルダーには2枚入れることも可能です。内装もヌメ革を使用することで革の味をお楽しみいただけるのはもちろん、明るく視認性も高いので快適に中身を確認することができます。