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VoiceofKENTAROFUKUDA

〈シティー カントリー シティー〉
ディレクターとの対話

シティー カントリー シティー × オールドパーク

リメイクレザーMA-1

SOCIETY REBEL「育ちのいい不良」に
共通するポイントは?

自分を持っていて、
自由な発想をしている感じなんじゃないかな。
周りから、とやかく言われない空気を自然と出している人。
納得させちゃうというか。
本人はただ自由にやっているんだろうけれど。

SOCIETY REBEL「育ちのいい不良」で連想する人は?

東京のストリートシーンにいる人たちって、
みんなそうだと思う。
あえて個人名は出さないけれど(笑)
あと、我々が影響を受けた
クラブミュージックシーンであればラリー・レヴァン。
当時、音の作り方からDJプレイまで実験的だった。
旧来のジャンルに当てはまらない「ガラージ」という
ラリー自身の独自の音楽スタイルを確立するわけだし。
そして私生活の部分でもラディカルだった。

SOCIETY REBEL「育ちのいい不良」の着想源でもあった
’90年代「裏原」というコミュニティにいたことを振り返って。

みんなオタク。
いろいろなジャンルの。
洋服も音楽、スケート、フィギュア、ゲームとか。
世間は「くだらない」って片付けること。
好きなものをとことん突き詰めている。
そして、いちばんいいモノやコトを集めてくる。
そういう人たちの集まりだった。
で、誰かが「これやろうよ!」って言いうと、
周りが「面白そうじゃん! やろうやろう。手伝うよ」みたいな。
何かそういうのがどんどん広がっていったのが
裏原だったんだと思う。
みんながみんな仲よくて、
どこかのブランドの事務所で昼からテレビゲームを始めると
近所のブランドの人たちも遊びにきて。
バイトだった我々は、「これが仕事!?」って(笑)。
出前取ってゲームをしている。
並びにあったウェンディーズとか、
まい泉のとんかつ弁当とか
ギーのカレーを買いに行ったりするのが
僕たちの仕事だった(笑)。

Talk about product

シティー カントリー シティー

メンバーと

エストネーションメンズディレクター

鷲頭直樹の対話

鷲頭:1990年代、自分は原宿にある大手セレクトショップに勤めていました。ちょうど裏原のカルチャーが盛り上がってきて、あそこで始まったブランドに携わる人たちは、SOCIETY REBELの集合体のように見えていました。

CCC:同じ“原宿大学“でも、裏原は別の学部みたいな。きっと育ちがいい人たちがセレクトショップで、我々はただのストリート育ちというか。

鷲頭:逆だと思っていますけれどね(笑)。

CCC:裏原の先輩たちは、普通のアメカジやアウトドアなど、そういうルーツみたいなものを今の自分たちはこういう感じで着たいよねっていう感覚を持っていました。そこに音楽などのカルチャーの要素が加わって。学生の頃からそうした場所で仕事をさせてもらったことは大きかった。今のCCCに繋がる部分だなって。裏原って、ほかと感覚が違う人の集まりみたいなところがあって。ただの不良じゃなくて、ファッション感度があって、それぞれ個性がある。そういう点で不良ではなくてカルチャーの先輩という感覚。原宿に育ててもらったというか。

鷲頭:教科書どおりじゃないっていうところが大きいんですよね。そして、 今回こちらからMA-1を作ってほしいとリクエストをしました。オールドパークとのコラボレーションとなりましたが。

CCC:ダイレクトに影響を受けた'80年代~'90年代のハウスやヒップホップが、やっぱり我々のルーツで。だから「不良の象徴」 ライダースジャケットではなくて、MA-1というテーマはいいなと思ったんです。それを教科書どおりのストレートなものではなくて、ひねりを加えたくて。レザーのヴァーシティジャケットやビッグシルエットといったヒップホップのスタイルにあるものをひとつに繋げてみようと思ったんです。ファッションとしては違う要素を、共通の音楽で繋げていく感覚。

鷲頭:古いレザージャケットを解体してパッチワークしたMA-1になりました。このレザーはヴィンテージですか?

CCC:いや、古すぎても革が硬くなるから、着心地がいい柔らかいものをオールドパークが選んでくれました。

鷲頭:ジャケットの上に合わせるという視点でこのサイズ感とレングスになったと思うのですが、スーツを着ないエストネーションの若いスタッフからもすごい評判がよかったんです。

CCC:CCCの服もそうだけれど、年齢層の幅が広い服なのでしょうね。Z世代から裏原世代まで着られる。

鷲頭:世代が違うけれど共感できる感じは、そこに音楽というカルチャーがあるからですかね?

CCC:そうだと思います。カルチャーと服がリンクすると、世代を超えて着たくなるものができあがる感じがありますよね。

CITY COUNTRY CITY × OLD PARK
LEATHER MA-1

レザーアウターを解体してランダムにパッチワークした生地で作ったビッグシルエット&ロングレングスのMA-1型ジャケットはOLD PARKとのコラボレーションによるもの。ヴィンテージのリメイクなどを得意としるOLD PARK の中村仁紀氏はCITY COUNTRY CITY メンバーと旧知の仲で、裏原のヴィンテージショップに勤務していた。
JACKET: ¥148,500BUY

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