4月 10, 2025
New Luxury Manner Book Vol.06
大人であれば訪れる機会も増える格式のあるお鮨屋さんでの食事。日本の文化と伝統が息づき、敷居が高く感じられるこの非日常空間も、粋なマナーを知って、より楽しみたいところです。ファッション、会話から所作まで。人気店、つきじ鈴富の大将とともに、鮨店での新しいマナーについて考えていきます。
FEATURE
4月 9, 2025
LITKOVSKAのプロダクトを通してデザイナー リリア・リトコフスカ氏が伝えたいことをインタビューしました。 デザイナー リリア・リトコフスカ
— ブランドのコンセプトについて教えてください。
リトコフスカは、伝統とモダンが交差する場所に立ち、脱構築と時代を超越したテーラリングを対話の手段として用います。それぞれの作品にはウクライナの職人技の本質が宿り、そこから現代的なシルエットへと導きます。感情の深みを感じさせる服を創り出し、力強さと繊細さ、精密さと流動性の絶妙なバランスを常に追い求めています。
— 2025SSコレクションに込めた思いや見どころ、注目してほしい点を教えてください。
2025SSコレクションのコンセプトは、「Жнива(Zhnyva)」です。ウクライナ語で「収穫」を意味し、ブランドが過去15年間に歩んできた成長を集約する象徴的なテーマとなっています。このコンセプトは、蒔いた種を刈り取るという考えに基づいており、想像、反映、再現のサイクルを通じて、ブランドの歴史とその絶え間ない進化を讃えています。ブランドのシグネチャーである脱構築的なテーラリングは、無数に解体されたメンズウェアの定番アイテムを女性の肩に羽織らせ、さらにテクスチャーやレイヤリング、象徴的な装飾への繊細かつ複雑なアプローチが際立っています。今季のテーマの核となる「収穫の伝統がウクライナ文化に与えた影響」にインスパイアされ、すべてのアイテムが「何を蒔き、何を刈り取るのか」という深いストーリーと繋がっています。
— パリではこの3シーズン、プレゼンテーションやショーを続けていますが、そのアクティビティを通じて伝えたいこと、また続けることで感じていることは何でしょうか。
パリは世界の舞台であり、私たちがここに存在すること自体が、ウクライナのデザインが国際的に重要であることを物語っています。それはまた、どんな逆境にあっても、私たちの文化、職人技、そしてビジョンが生き続けるという強い意志の現れでもあります。各シーズンのコレクションは、単なる衣服に留まらず、ウクライナの強さを宿した物語そのものなのです。
— 「リトコフスカ」の服を通じて、ウクライナという国を感じるには、どういったところを見ればよいですか?
ウクライナは、私たちの服の細部に息づいています。伝統や風習、喜びを分かち合う力、コミュニティの絆、そして集団的な記憶の中に。私たちは、伝統的な要素を再解釈し、そのスピリットを守りつつ、現代にふさわしい形へと再創造しています。回復力、エレガンス、そして自然とのつながりが、すべての衣服に織り込まれています。
— テーラーを長年営む家庭で生まれ育ったとお伺いしました。この環境で育ったことは、リリア・リトコフスカさんのキャリアにどのような影響を与えていますか?
私は、生地やパターン、そして細部にこだわった職人技を持つ方々に囲まれて育ちました。この環境が、細部の構造へのこだわりと、クラフトマンシップへの深い敬意を私の中に自然と育んでくれました。
— ウクライナでは大変な状況が続いていると思います。そんな状況下でどのように創作活動を続けていますか?
近年の世界情勢により、あらゆる決断がより意味深いものとなりました。私たちの作品には「レジリエンス(回復力)」というメッセージが込められており、そのため、私たちは創作活動を続けています。 コレクションのテーマにとどまらず、それは生産体制や、人々を支援するコミュニティ活動にまで及び、私たちのあらゆる取り組みに影響を与えています。
— リリア・リトコフスカさんが、今のような厳しい環境でも制作を続けているモチベーションの源を教えてください。
創造こそが、私にとっての抵抗の形です。アートとファッションには、歴史を記録し、言葉では表現できない感情に声を与える力があります。私たちの作品が、助けを必要としている人々の支えとなることを知ることが、私を前進させる何よりのモチベーションになっています。
— 服にリボンが添えられている理由は何ですか?
リボンはシンボリズムをもたらします。それは過去と現在を結び、人々を繋げる役割を果たします。また、ウクライナの伝統に根ざしたものであり、文化的な服装にも見られ、団結と記憶を象徴しています。
— ファッションスクールを運営している目的は何ですか?
School of Art x Craftは未来を見据えた取り組みです。ファッションの伝統と視点を理解した新しい世代のデザイナーを育てるために、私たちの知識を伝える方法なのです。いジェネレーションのデザイナーを育てる、私たちの知識を伝える方法なのです。
— 「リトコフスカ」の服が伝えているという、ウクライナの伝統的な文化には、どういった特質がありますか?
ウクライナの文化には、自然とのつながりと職人技への深い敬意を示す固有の強さがあります。それは私たちのシルエットや服の動き、また私たちがインスピレーションを得るストーリーに現れています。私たちのデザインは、過去を尊重しながらも未来を見据えています。
— ファッションにはどのような力があると信じますか?
ファッションは言語であり、静かなストーリーを語る手段です。それは歴史を伝え、感情を呼び起こし、さらには変化を促す力を持っています。
— 今回、アートとの融合も見どころかと思いますが、ダリア・アルヨシュケナ・スタアロク氏のアートを選んだ理由を教えてください。
ダリアさんの作品は、伝統を現代的な形で体現しています。彼女の「vytynanka(ヴィティナンカ)」、ウクライナの切り絵アートは、何世紀にもわたる慣習を守りつつ、現代の空間にも完璧にフィットし、世代を超え、さらには異なる文化間で特別な対話を生み出すのです。
— エストネーション六本木ヒルズ店でのイベントをどのように感じていますか?
エストネーションは職人技とディテールへのこだわりが深く、このインスタレーションには最適な場所です。私たちのストーリーを新しいオーディエンスと共有し、ファッションだけでなく、回復力や社会的ケアのメッセージにも関心を持ってもらう絶好の機会だと感じています。
— 今後、どんなブランドに成長していきたいか、デザイナーとして挑戦したいことを教えてください。
リトコフスカの成長は単に拡大することではなく、深さが重要だと考えています。私は、職人技と革新を融合させ、コミュニティプロジェクトを強化し、持続可能なファッションの限界を押し広げ続けたいと思っています。挑戦は、進化しながらも本物を維持することです。
4月 10, 2025
大人であれば訪れる機会も増える格式のあるお鮨屋さんでの食事。日本の文化と伝統が息づき、敷居が高く感じられるこの非日常空間も、粋なマナーを知って、より楽しみたいところです。ファッション、会話から所作まで。人気店、つきじ鈴富の大将とともに、鮨店での新しいマナーについて考えていきます。
4月 10, 2025
第四回はGWの旅を豊かにするアイテムをご紹介。自分らしい旅に寄り添う、とっておきのひとつを見つけて。
4月 10, 2025
パブリックなシーンで活躍するエグゼクティブレディに向けた<ESTNATION THE FIRST>。社会から信頼される女性たちにふさわしい知性と品格を際立てます。